オーストラリアはLGBT+に優しい国なのでしょうか？
答えは、もちろん「YES！」です。
オーストラリアでは2017年に同性結婚が合法になり、LGBT+コミュニティが広く支持されています。
それに比べて、日本は、、、以前に比べると少しずつ同性愛者に対する理解が出てきたかもしれませんが、まだまだ十分に認知されていると言うにはほど遠く、愛し合う同性愛者二人が結婚するというのは遠い夢です。
日本以外の国でも、未だに同性愛者への偏見や差別が凄まじい国も多くありますよね。
そういった背景から、母国ではLGBT+であることを隠していたけど、、、オーストラリアではカミングアウト！という方がたくさんいます。
なぜ、オーストラリアが世界で最もLGBT+フレンドリーな国なのでしょうか？
その答えは、オーストラリアが様々な人種からできた移民の国であり、人と違う事にとても寛容で、世界中の人々を温かく迎え入れてくれる、オープンでフレンドリーなオージーの国民性があるからです。
そして、なんといっても注目すべきは、シドニー中心街で毎年夏に開催されるMardi Gras（マルディグラ）！
LGBT+の人々によって開催される世界最大のプライドパレードです。（レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー（LGBT）文化を讃えるパレード）もちろん、マルディグラだけでなく、毎年LGBT+のためのイベントをたくさん開催し、LGBT+の人々の守られるべき権利を謳っています。
オーストラリアにおけるLGBT+の権利とは？
LGBT+の権利と平等を求める闘いは、1970年代までさかのぼります。他国と同様に、その権利を勝ち取る道のりは簡単なものではありませんでしたが、長年にわたるオーストラリアのLGBT+コミュニティメンバーの根気強いデモ運動、活動のおかげで、今日では性差別法によってLGBT+の人々のすべての権利が保護されています。さて、これらの権利とは何なのでしょうか？
例えば、オーストラリアではパートナーがいる場合に、パートナービザを申請するケースが非常に多いです。そしてなんと、異性カップルだけではなく、同性カップル間でもパートナービザが認められているんです！オーストラリアは2017年12月に同性婚が認められ、世界で26カ国目の同性婚承認国となったことで、LGBT+カップルのためのビザが発行されるようになりました。
1978年、当時は、今よりも同性愛者への偏見や差別が強く、同性愛者は犯罪者扱いでした。こうした偏見や差別に対する抗議やデモ、LGBT+コミュニティへの支持表明など、政治的な意味合いを込めて、1978年6月24日、シドニー・ダーリングハーストの寒い夜、数百人のシドニー在住のゲイやレズビアン、その支持者たちがデモ行進を実施しました。これが、今日に続くマルディグラの夜の大祭典の第1回目となったのです。1981年には、世界的に有名なリオやベネチアのカーニバルと並んで、世界最大級のパレードとなり、現在、オセアニアにおけるLGBT+の権利を主張、尊重するための、最も重要なフェスティバルとなっています。
マルディグラの他にも、オーストラリア全土で様々なLGBT+コミュニティ活動やイベントが行われています。例えば、メルボルンで開催されるミス・ゲイ＆ミス・トランス・オーストラリア国際コンテストがあります。ミス・ゲイ＆ミス・トランスは、女装家、ドラッグクイーン、トランスジェンダーの最もエキサイティングな祭典です。オーストラリア国内外から集まった世界中の美女たちが、グラマラスなスタイル、女性の真の魅力を披露し、この世界最大級のコンテストで優勝するために競い合います。ミスター・ゲイ・プライド・オーストラリアコンテストは、LGBT+コミュニティに最も貢献した人を選抜し、優勝者がオーストラリア代表としてミスター・ワールドコンテストに進出することができます。このコンテストは、ゲイコミュニティの価値と平等への闘いをサポートするという、もう一つの大きな活動です。ビューティー・コンテストではないので、容姿ではなく、人前でどのようなパフォーマンスをするかということが重視されています。
プライドパレード
プライドパレード（レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー（LGBT）文化を讃えるパレード）は、オーストラリアの全州で行われ、各州で独自のイベントが開催されます。
最も人気がある代表的なフェスティバルはこちらです↓↓↓
- プライド・クィア・フィルムフェスティバル
- シドニー・ゲイ・レズビアン・マディグラス
- サンシャイン・コースト・プライド
- ブリスベン・プライド・フェスティバル
- キャンベラ・ベリー・オウン・プライド・フェスティバル
- アデレードのプライド・マーチとクィア・フェスティバル
- パースのプライド・ウエスタン・オーストラリア
- プライド・タスマニア
オーストラリアで2番目に大きなフェスティバルである「チルアウト・フェスティバル」は、3月にメルボルン近郊のデイルスフォードで開催されます。これは、LGBT+コミュニティを支援し、学校や地域のコミュニティにおける同性愛者に対する嫌悪、差別や偏見を軽減することを目的としたフェスティバルで、主催者は大企業や州政府からのスポンサーを受けています。このことからも、オーストラリアのLGBT+コミュニティに対するフレンドリーさ、サポートの強さを感じますよね！こちらのフェスティバルでは、オーストラリアの文化や芸術を感じられる、ボヘミアン調のカラフルなパーティーイベントが、通常1週間ほど開催されます。
最後に、1月と2月にメルボルンで開催される「ミッドサマ・フェスティバル」をご紹介します！ミッドサマ・フェスティバルは、様々なジェンダー・セクシュアリティ（DGS）の経験をもつ人々が、LGBT+コミュニティのためにその経験を共有しながら生きるというコンセプトのもと、ビクトリア州でLGBT+コミュニティの芸術と文化を発展させるための支援を提供し、祝福することを目的とした、世界5大LGBT+芸術・文化フェスティバルです。
オーストラリアのLGBT+について、少しでも知ることができましたか？
もし、あなたがLGBT+で、LGBT+に優しい国、オーストラリアへの留学をお考えなら、オーストラリアに暮らす現地を知り尽くしたYouTOOProjectの留学カウンセラー（リスナー）にぜひ詳しく聞いてみてください！
